昨年まで12回にわたり自主公演(リサイタル)を続けて参りました。
これからも長い年月をかけて学び得た長唄の技芸を、さらに磨きあげるという想いは変わりませんが
八十路を越えて尚充実した長唄人生を送りたいと願い、初心に立ち返って新たに出発いたします。
あえて第一回とすることを控えましたのは、この身の心・技・体が続く限り、その都度まっさらな気持ちで
皆さまと楽しみながら長唄の普及に取り組み続けていきたいとの思いからです。
演奏したい曲、助演して頂きたい人、聴いて頂きたい方々という、言わば三位一体揃った会を開催出来ます
のも 常日頃より皆様のご支援に守られている、そのおかげに他ならないと身に染みて感じております。
この深い感謝の気持ちを舞台から唄を通して皆様の心にお届け出来ることと信じております。